システムエンジニアの管理職に求められるもの

システムエンジニアとして管理職になるには、まず自社のシステムや技術についての深い知識が必要だ。管理職となれば、部下から質問されることも多くなり、それに対して適切に返答しなければならない。システムに関しては広く知っている知識だけでなく、それをさらにアップデートするには、どうすればいいかという知識が必要だ。そのため、常に勉強し、新しい情報があるならすぐにキャッチすることが欠かせない。

そして2つ目に挙げられるのは、マネジメント能力だ。管理職になると、人事や仕事に関する決定権を有するようになる。自社がどのようなものを開発していて、その開発にあたる人事、そして使われている経費は適正なのかを判断し、管理していくことが大切だ。仕事がうまく進んでいないようなら、必要に応じて助言し、人事が適正でない場合には適正な人事となるように調整しなければならない。部下の声を広く聞き、会社が円滑に回るようにマネジメントしていくことが求められるだろう。

3つ目は、先読みに関することだ。管理職は、今行っている仕事だけを見るのではなく、今後会社がどのように進んでいくのかビジョンを持つことが重要となる。進めている仕事が社会の役に立っているのか、もっといいものにできないのかを考え、会社の経営方針を決定するのだ。この決定を間違うと、会社の経営は大きく傾く可能性が高く、注意しなければならない。未来の社会を予想して、仕事を進めることができれば会社の業績は大きく上がるだろう。